伝統工芸こども鑑賞事業(陶芸部会体験講座)
昨年末に開催いたしました
伝統工芸子ども鑑賞事業のご報告です。
こども鑑賞事業「染付体験講座」活動報告書
【 概要 】
実施日時: 令和6年12月24日(火) 午前8:30~午前11:00
場所; 瀬戸市立にじの丘学園(小中一貫校)
対象; 陶芸クラブの生徒7年生~9年生(中学1年生~3年生)20名
講師: 谷口幸二(陶芸 正会員)・加藤圭史(陶芸 準会員)
井上 匠(陶芸 研究会員) 加藤裕子(東海支部事務局)
実施内容: 飯碗と皿に呉須を使って絵付けをする

【 当日の流れ 】
① 谷口幸二による挨拶。日本工芸会の活動趣旨と今回の体験の意義を説明
② 加藤圭史による、伝統工芸とは。陶芸以外の部会の話。
伝承していく技の意味、瀬戸と陶芸についての話。
③ 井上匠による、全体の作業工程の説明、実演。質問への回答
④ 作業スタート
生徒達は事前に、図柄をノートに考えてきている。
それをもとに鉛筆にて下書き。呉須で絵付け。
濃淡を換えた2種類を用意。
⑤ 作業終了後、加藤圭史より本日の講評。
日々、技術をこつこつと磨くことの大事さを伝える。
⑥ 生徒からの御礼の言葉にて終了
【 顧問の先生方からの意見 】
・日々、クラブで活動していく中で、ろくろの指導は受けたことがあるが、
絵付けの指導を受けられる機会はなかったので、
生徒にとっても制作の幅が広がり良い機会となりました。
・当クラブで陶芸に興味を持ち、窯業高校に進んだ者もいる。
地元で活躍されている作家の先生に出会え指導が受けられたのは幸せ。
・教師にとっても伝統工芸とは何か勉強になりました。
伝統工芸展是非見に行きます。陶芸以外の分野も見てみたいです。
・陶芸クラブメンバーで、工房見学をしたい。
・自閉症など障害のある子供達も楽しんで参加できました。
いい機会をありがとうございました。
・講師の先生の作品が実際に見てみたいです。

【まとめ】
学園の生徒は、日頃から地場産業である陶芸への興味が深い。
クラブ内ではこの講座をうけるにあたり、生徒の事前の情報提供が顧問より
しっかりなされており、子供達も迷うことなく作業に入ることができた。
講師陣もただ完成を目的とした指導ではなく、
伝統工芸としてのもの作りのエッセンスをいれながら1歩踏み込んだ指導をすることができた。
事前準備の大切さを感じたとともに、子供達のものづくりに対する真摯な姿に触れ、
明るい未来を感じることができた。
伝統工芸の意義への理解、関心を深めてもらえたと思い、今回開催の成果を大いに感じた。
好意的なご意見をたくさんいただき来年開催の要望もいただきました。

完成品。バラエティにとんだ絵付け。動物、ネコの柄が人気でした。
干支や相撲の柄もありました