令和5年 こどもワークショップのご報告
第70回日本伝統工芸展 名古屋展の付帯事業として
ワークショップを開催いたしました。
令和5年 こどもワークショップ
日時 10月7日(土) 15:00~16:30
会場 古川美術館
参加者 小学生12名
講師 川口清三
内容 「作ってみよう!鳥型ヤジロベエ」
第70回日本伝統工芸展付帯事業のこども鑑賞事業の一環として、
期中に古川美術館会議室に於いてワークショップを行いました。小学生12名を対象に、
いろいろな木を使った「鳥型ヤジロベエ」を作りました。シナベニヤでヤジロベエの母体を作り、
それにいろいろな種類の木をバランスを考えて貼っていくものです。
小学生の子供にシナベニヤを切ってもらう設備も時間もありませんので、
母体となるシナベニヤは予め用意しました。
そこに、桧・杉・朴・松・神代杉・欅・キハダ等の板を貼っていきます。
板はハサミで切れる薄さにして用意しました。
子供たちは木の色や木目を選んでハサミで思い思いの形に切って木工ボンドで接着します。
初めはとまどっている子供もいましたが、しばらくするとそれぞれのペースで作業が進んでいきました。
バランスを取りながら木を貼っていく作業は子供にとって楽しいことのようで、とても集中していました。
作業の早い・遅いはあるものの、独創的なヤジロベエが出来上がっていきました。
完成したヤジロベエを大事そうに持ち帰る子供の様子が印象的でした。
(川口清三)