ワークショップのご報告。
先日、日本工芸会東海支部の木竹工部会会員による
ワークショップを開催いたしましたのでご報告いたします。
こどもワークショップ「いろいろな木で鳥のやじろべえを作ろう」
日時 令和4年11月9日(水)
参加者 小学6年生 44名
講師 川口清三 馬淵弘幸
第69回日本伝統工芸展付帯事業のこども鑑賞事業の一環として、
小学校でワークショップを行いました。6年生44名を対象に、
いろいろな木を使った「鳥のヤジロベー」を作りました。
シナベニヤでヤジロベーの母体を作り、それに
いろいろな種類の木をバランスを考えて貼っていくものです。
午後の5限・6限の90分間で行いましたので、
子供にシナベニヤを切ってもらう時間は無く、
予め母体となるシナベニヤを用意しました。
そこに、桧・杉・朴・松・神代杉・欅・キハダ等の板を貼っていきます。
板はハサミで切れる薄さにして用意しました。
子供たちは木の色や木目を選んでハサミで思い思いの形に切って木工ボンドで接着します。
初めはとまどっている子供もいましたが、しばらくするとそれぞれのペースで作業が進んでいきました。
バランスを取りながら木を貼っていく作業は子供にとって楽しいことのようで、
全員がとても集中していました。
子供によってこだわるところが違っていて、作業の早い・遅いはあるものの、
独創的な行燈が出来上がっていき、子供の発想の豊かさにとても驚かされました。
(川口清三)
[生徒作品]