重要無形文化財伝承者養成研修会
昨年2018年11月6日から11月11日の六日間、
本年2019年同日、二年間にわたり
重要無形文化財「無名異焼」伝承者養成研修会が開催されました。
日本工芸会では、毎年1人から2人の重要無形文化財、いわゆる
人間国宝の先生に、伝統技術を若手会員へ伝承する
研修会を行っております。
今回ご担当されましたのは新潟県佐渡市の重要無形文化財「無名異焼」
伊藤赤水先生です。
一年次の研修の様子。
参加者は正会員準会員含めて5名、
北海道から東海、近畿、九州まで幅広い地域からの参加がありました。
伊藤赤水先生の作品館。
江戸時代から続く焼き物の歴史にも触れました。
佐渡金山の副産物として、佐渡のやきものである「無名異焼」が
生まれた、という歴史もあったようです。
金山脇にある、原料の採れる洞窟。
二年次の研修の様子。手前が伊藤先生。
練り上げ技法で作られた作品(一年次)
乾燥で割れることも多く、難しい技法でした。
この研修事業は特別展示「わざを伝える」文化財保存事業報告といたしまして
日本伝統工芸展の各会場でDVD上映がされております。
今回の様子は2020年度の日本伝統工芸展会場にて上映予定です。
ぜひ会場でご覧ください。
今回HP担当者も参加させていただきました。
本部事務局さまより掲載許可を頂きましたので、HPに載せさせていただきます。
伊藤先生、アシスタントの先生方には大変お世話になりました。
人間国宝の先生の技法を間近で見ることが出来、
体験させていただく機会を得ることが出来ましたこと
大変貴重な時間となりました。
誠にありがとうございました。